2026年2月26日(更新日:2026年5月19日)
2026年2月24日に、Notionにカスタムエージェント機能がリリースされました。
カスタムエージェントを一言で説明すると、Notion上で動く「自律型のAIアシスタント」です。
一度設定しておけば、決まった時間、ページの作成・更新、Slack投稿などをきっかけに、自動で情報収集・整理・通知・レポート作成などを実行できます。
この記事では、カスタムエージェントの概要、できること、設定方法、代表的なユースケース、そして気になる料金体系まで整理します。
Notionのカスタムエージェントを導入すべきか、料金や活用イメージを知りたい管理者・推進担当者向けに解説します。
カスタムエージェントとは
カスタムエージェントは、Notion上で動く目的別の自動化AIです。設定したトリガーに応じて、レポート作成、問い合わせ回答案の作成、データベース追加時の分類・通知、会議前の資料整理などを自律的に実行します。
従来のチャット型AIのように「AIに都度依頼する」のではなく、「決まった業務を継続的に任せる」ことで、定型作業を減らし、人が判断すべき仕事に集中しやすくなります。
主な特徴
カスタムエージェントの特徴は、次の4つです。
ノーコードで作成できる
専門的なプログラミング知識がなくても、自然言語で指示を書くだけで設定できます。
Notion内の情報を参照できる
ページやデータベースを参照しながら、要約、分類、レポート作成などを実行できます。
外部ツールとも連携できる
Slack、メール(Gmail / Notionメール)、カレンダー(Notionカレンダー / Googleカレンダーなど)と組み合わせて、通知や情報収集を自動化できます。
バックグラウンドで動作する
ユーザーが手動で起動しなくても、スケジュールやイベントをきっかけに実行できます。
自分でイチから、AIに指示して、テンプレートを使用(カスタマイズ可能)など、さまざまな方法で作成が可能です
設定時に決めること
カスタムエージェントを作成するときは、主に次の4つを決めます。
そのほか、アクセスできるページやデータベース、許可する外部サービスなども設定できます。
業務に必要な情報だけを渡せるため、用途ごとに権限を分けて運用しやすい点も特徴です。
設定画面①
設定画面②
代表的なユースケース
Notionが提示している代表的なユースケースは3つあります。
📖レポート作成エージェント
新しいデータを収集し、インサイトを生成して、定期的に最新情報を提供します。
たとえば、毎週月曜の朝にSlackで週次レポートを配信したり、競合の動向をWebから拾って定期レポートにまとめたり、といった使い方ができます。会議準備の自動化もこのカテゴリに入ります。
💬 Q&Aエージェント
ワークスペース全体から正確な回答を探して、即座に表示します。
Notion上のナレッジベースやドキュメントを参照して、Slackでの質問に自動で回答します。答えられない質問は担当部署にチケットを自動発行する、という流れも組めます。社内の「誰に聞けばいいかわからない」問題を解消できます。
🔀 タスク割り当てエージェント
仕事の分類、優先順位付け、適切なユーザーへの振り分けを自動的に行います。
Slackに投稿された製品フィードバックを内容ごとに解析して、該当チームのチャンネルやデータベースに振り分けたり、受信メールを仕分けて重要なものには返信の下書きを作ったり、といった活用が可能です。
料金体系:カスタムエージェントはNotionクレジット制
カスタムエージェントは、実行内容に応じてNotionクレジットを消費する料金体系です。課金開始日はワークスペースの契約状況や月次サービス日により異なります。
公式ヘルプ上の月次クレジットの基本単価は1,000 Notionクレジットあたり10ドルですが、契約形態や販売経路によって実際の料金が異なる場合があります。具体的な金額は、契約条件に合わせて確認が必要です。
コストは主に、実行頻度・参照する情報量・処理ステップ数・使用するAIモデルで変わります。導入時は小さな業務から試し、Notionクレジットダッシュボードで実績を見ながら必要量を見積もるのがおすすめです。
また、想定外の請求を防ぐには、作成権限、アクセス範囲、編集権限、クレジット上限、利用状況を管理者が確認しておくことが重要です。特にスケジュール実行やSlack投稿をトリガーにする場合は、実行回数が増えやすいため、トリガー条件を絞って運用しましょう。
Notionクレジットダッシュボードで期間ごとの使用料を確認できます。
カスタムエージェント導入で失敗しないコツ
導入時は、いきなり全社展開せず、小さく検証しながら精度とコストを見極めることが重要です。
繰り返し業務を選ぶ
AIに任せる範囲と人が判断する範囲を分ける
参照するページやデータベースを絞る
実行結果とクレジット使用量を確認し、指示を改善する
最初は検証用エージェントで週1回程度から始め、Slack投稿など実行回数が増えやすいトリガーは対象チャンネルを絞ると運用しやすくなります。
まとめ
カスタムエージェントは、レポート作成、問い合わせ対応、投稿分類、会議準備などをNotion上で自動化できる機能です。導入時は小さな業務から試し、精度・運用コスト・クレジット使用量を確認しながら活用範囲を広げましょう。
カスタムエージェントの導入を相談する
ノースサンドでは、業務棚卸し、ユースケース設計、権限設計、クレジット試算など、カスタムエージェントの導入・運用設計を支援しています。