【2025年版】
Notionの料金プラン比較!
会社で最適なプランの選び方
2025年10月30日
2025年10月現在、Notionには4つのプランが用意されています。ビジネスで利用する場合には「ビジネス」や「エンタープライズ」プランがおすすめです。しかし、会社や組織でNotionを利用する場合、具体的にどのようにプランを選んだらよいのでしょうか。本記事では、会社でNotionを導入する際に迷いがちな料金プランを比較し、「ビジネス」と「エンタープライズ」の違いもわかりやすく解説します。
はじめに
Notionは、メモやドキュメント、データベースなどを一元管理できるオールインワンワークスペースです。シンプルなUIと拡張性の高さから、個人利用はもちろん、チームや企業単位での導入に広がりをみせています。
近年では、全社的なナレッジ基盤や業務フロー管理の基盤として導入されるケースも増加しており、Notionは単なるメモアプリを超えて「企業の情報インフラ」としても位置付けられつつあります。
Notionの料金体系は、現在以下の4つのプランが選択できます(2025年10月現在)。
フリー
プラス
ビジネス
エンタープライズ
Notionの料金プラン比較(2025年最新)
出所:Notion (ノーション)の料金プラン: フリー、プラス、ビジネス、エンタープライズ、AI
※最新の料金および提供範囲は公式ページをご確認ください。
基本的に、「フリー」や「プラス」は、個人や小規模チーム向けのプランです。中小企業のビジネスであれば、「プラス」や「ビジネス」、大企業における大きなチームプロジェクトであれば、「エンタープライズ」の利用が推奨されています。
企業に最適なNotionプランは?ビジネスとエンタープライズの違い
「ビジネス」は中規模以上のチーム向けに権限と管理機能を強化しています。そして「エンタープライズ」はSAML SSOや監査ログ、無制限の履歴など大規模組織向けの高度なセキュリティと運用管理が特徴です。
監査ログ必須、SAML SSO、無制限履歴、AIコネクターの全社運用を要件化する場合、エンタープライズが安全です。
用途とリスク許容を基準に選定を行うことをおすすめします。
ビジネスユースでNotionのプランを考える際のポイント
ここからは、会社でNotionを導入する際に大切なプラン選びのポイントを解説します。
企業規模やチーム人数
まずはNotionの利用人数から検討するとよいでしょう。一人で仕事を行う個人事業主で、「まずはNotionを使ってみたい」という場合は、「フリー」プランから始めてみましょう。数名程度の小規模なチームには、「プラス」プランがおすすめです。ただし、「フリー」や「プラス」では、Notion AIの利用回数等に制限がある点にご注意ください。また、エンタープライズサーチやコネクターといった高度な機能はビジネスプラン以上で利用可となります。
Notion AIを利用したい場合や、20名を超えるような大規模チームであれば、「ビジネス」や「エンタープライズ」がおすすめです。特に、チームで動くようなプロジェクトにおいて、部門を横断したナレッジ共有やプロジェクト管理を行う場合は、アクセス権限や管理機能が整った「ビジネス」プランや「エンタープライズ」プランが、より良い選択肢になるでしょう。
利用目的や必要機能
適切なプラン選びには、目的や利用用途を事前に明確にする必要があります。特定のプロジェクトだけでなく、全社的に利用するのであれば、プロジェクト管理やナレッジマネジメントが必要になるでしょう。Notion AIによる議事録の自動化や、情報整理に関わる機能をどこまで活用するかという点もプラン選定に直結します。
運用体制
社内での運用体制を作成・整理し、社員に周知させていく方法や過程の検討も重要です。適切な管理者の数を検討し、情報共有のルールも作っていく必要があるでしょう。実際にNotionを利用した際に管理が行き届くようにするために、どれほどの規模で運用体制を敷いていけるかといった見極めが大切です。
ビジネスユースで必要性の高いユースケース
ビジネスにおいては、近年以下のような場面でNotion活用のニーズが高まっています。
全社的なドキュメント管理システム、ナレッジマネジメント基盤
厳格な規制やコンプライアンス要件が求められるプロジェクト管理
大規模開発チームにおける仕様書の管理やロードマップの共有
グローバル企業の拠点間での情報共有プラットフォーム
高度なセキュリティポリシーに基づいた全社的な情報統制
会社の成長や拡大とともに課題になりがちなのが、情報が部門ごとに分断される「サイロ化」です。しかし、Notionを導入すれば、異なる部門・部署の情報を一元管理できるため、サイロ化や業務の属人化を防ぎながら、検索性や更新性を高め社内に広げることができます。
また、より厳格な情報管理が必要な金融業界や公共分野などでは、プロジェクト管理におけるコンプライアンス対応が欠かせません。Notionの「エンタープライズ」プランに備えられているような、アクセス権限や監査ログの管理を活用すれば、法令やガイドラインに沿った運用が可能です。
さらに、大規模なチームでNotionを利用する場合、仕様書などのドキュメントやロードマップを常に最新の状態に保ち、迅速に共有できることが重要です。そのほか、グローバル企業における拠点間の情報共有や多言語対応機能、全社利用に必要な高度なセキュリティポリシーと管理機能なども、ビジネスユースでNotionが求められる要件といえるでしょう。
ビジネスユースでニーズが高い具体的な機能
Notionの企業利用において、エンタープライズプランが提供する機能は、特に「チーム利用で便利」「高いセキュリティ」「ビジネスの拡張性」という3つのニーズに応えています。
チーム利用で便利な機能
チーム利用で便利な機能としては、きめ細かな権限設定やワークスペース管理が挙げられます。「エンタープライズ」プランでは、部署や役職ごとにアクセス範囲を制御でき、誤操作や情報漏えいを防ぎながら効率的な共同作業を実現します。さらに、SlackやGoogle ドライブなど外部アプリとの連携機能により、既存の業務フローに自然に組み込むことが可能です。
高いセキュリティ
Notionでは、以下の5つの方法でデータを保護しています。
アクセス監視・監査ログ
バックアップ
保存中のデータの暗号化
転送中のデータの暗号化
シングルサインオン(SSO)
シングルサインオン(SSO)対応や監査ログ機能といった高いセキュリティ機能は、エンタープライズプランの大きな特徴です。認証基盤と統合すれば、不正アクセスやなりすましのリスクを低減できます。また、NotionのインフラにはAWSが採用され、堅牢な環境でデータが保護されています。厳しい規制対応が求められる企業にとって安心材料となるでしょう。
ビジネスの拡張性
Notion AIは複数LLMの先進モデルを統合しており、チャットでは個別で各モデルを選択することもできます。これにより、会議メモの自動作成やAI検索など、高度な業務効率化を実現することができる他、要約やブレストといった業務に合わせて最適なモデルを選択できます。組織の成長に合わせて柔軟にスケールし、長期的に企業の情報基盤を支えるのがエンタープライズプランの魅力といえるでしょう。
会社でNotionを利用し有効活用に向けた提案を手がけるノースサンド
ノースサンドは、日本初のNotion公式アンバサダーであり、Notion認定のコンサルタントも在籍しています。会社でNotion導入を検討する際、お客様の業務や運用状況に応じてニーズを見極め、お客様に合った最適なプランを提案することができます。
プランの提案のみならず、ノースサンドではNotionの導入から構築、定着化まで伴走支援(「エンタープライズ」プランを対象)も行っています。加えて、日本円での請求書払いにも対応しており、利用コストが為替で変動する心配がありません。さらに、以下のサービスも実施中です。
社内に浸透していくためのトレーニングを提供
企業向けの高機能テンプレートの配布
日本語のチャットサポート
日本円での請求書払いに対応
会社でNotionの利用を検討する際、プラン選びをはじめ業務改善にお悩みであれば、ぜひノースサンドにご相談ください。