Notionでスプリント設定!チームで効率的にPDCAサイクルを回す方法

スプリント:チームで効率的にPDCAサイクルを回す方法

2023年6月1日


Notionでは多様なプロジェクト管理方法が実現できますが、最新の機能として「スプリント」が追加されました。本記事では、「スプリント」の概要、使い方、そして活用事例について解説します。

そもそもスプリントとは?

聞きなじみがない方も多いと思いますが、「スプリント」とはITのアジャイル開発の一形態である「スクラム開発」における用語で、短期間の開発期間を指します。

Notionの新機能「スプリント」は、この開発手法を管理するための特化した機能ですが、効果的なPDCAサイクルの実行にも役立ちます。
そして、このアジャイル開発には、1つ1つのタスクが他のチームメンバーを支えているカタチなので、メンバーとのコミュニケーションが一番大事になってきます。

Notion「スプリント」でアジャイル開発管理を実現

Notionのはスクラム開発に特化したテンプレートが用意されています。

Notionのスプリントでアジャイル開発管理を実現

ダウンロードすると、以下の4つのページでスクラム開発管理が効率的にすることでき、メンバーとのコミュニケーションを加速させることができます。

  • タスク

  • プロジェクト

  • スプリントボード

  • スプリント

スプリントボードでは、現在のスプリントにおける各メンバーのタスクの進捗状況が、パっとわかるように表示されます。

タスクの対応状況や完了状況は、プロジェクトごとに分けて表示されます。

Notionでスプリントを設定するとこうなる

現在のスプリント以外のタスクはビューで表示されないので、現在のタスクだけに集中できます。

そして、スムーズに各タスクの内容を確認できるため、もしメンバーのタスク進捗が遅いときに
「誰が」
「どんなタスクで」
「どこに原因がありそうか」
などを把握でき、担当者とのコミュニケーションがスピーディーになります

スプリントが終了したら…

スプリントが終了したら、スプリント: 現在のビューで「スプリントを完了」をクリック。
そうすると次のスプリント期間を確認できます。未完了タスクを現在のスプリントに置くか、次のスプリントまたはバックログに移動するか選択できます。

例えば、優先度高のタスクは次のスプリントに移動し、優先度低になったものはバックログに移動するという使い方ができます。

Notionでスプリントが終了したら

現在のスプリントが完了になった時点で、自動で次のスプリントが作成されるので、スプリントの開始日と終了日だけ指定しておけば、簡単に次のスプリントへ移行できます。
そうすることによって、タスクの管理が正確に行うことができ、且つスムーズに次のスプリントのタスクに移動できます。

スピーディーなスケジュール・プロジェクト・タスク把握

「スプリント」ページでは、簡単に各スプリントにどのくらいのタスクがあり、タスク完了率が確認できます。次のスプリントやその次のスプリントも確認できるので、スプリント全体を俯瞰できます。

Notionのスプリントでスピーディーにタスク管理

「プロジェクト」ページでは、プロジェクトのスケジュール感を把握でき、進捗率が現在何パーセントのかすぐにわかります。

その中でどのタスクが「未着手」「進行中」なのかも確認できるので、すぐに担当者にメンションやコメントなどコミュニケーションが取れます。そうすることで迅速に軌道修正や改善点の洗い出し、課題感を掴むことができます。

Notionでプロジェクト管理する

「タスク」ページでは、ステータスや担当者や期間やスプリントやプロジェクトといった項目でフィルターをかけるられます。
全体的にタスクの内容を確認したい時や遅れているタスクの確認、バックログに格納されている今後に発生するタスクを簡単に把握できます。

Notionでステータスや担当者や期間やスプリントやプロジェクトといった項目でフィルターをかける

他の「スプリント」の活用方法

スプリントのプロジェクト管理方法は、イベントのプランニング、マーケティングキャンペーン、および教育現場など、ITのアジャイル開発以外の様々な分野で効果的に活用することができます。

イベントのプランニング

イベントを成功させるには、計画的なプランニングとスムーズなタスク管理が重要です。
Notionの新機能「スプリント」を使えば、イベントのプランニングを一元管理し、チーム全体でのタスクの進捗状況をリアルタイムに把握することができます。

スプリント機能では、イベントに関連するタスクやアクティビティを簡単に作成し、優先度や期限を設定することができます。また、各タスクに担当者を指定することで、誰がどのタスクに取り組むべきかも明確になります。

さらに、Notionの柔軟なカスタマイズ性を活かして、スプリント内での進捗管理やメモの共有も簡単に行えます。チームメンバーはスプリントの進行状況を確認しながら、コメントやチャット機能を使ってリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。

マーケティングキャンペーン

マーケティングキャンペーンのPDCAサイクルにも適用可能です。計画・実施・評価・改善といったサイクルをスプリント単位で管理することで、キャンペーンの効果測定や改善策の導入を迅速に行うことができます。

「まだウェブサイトが公開できていないから、宣伝をするのはもう少し後にしよう。」や「SNSの宣伝が思ったよりも反響がなかった。次にどう改善しよう。」といったことがスプリントが完了するごとに把握でき、改善点を発見することができます。

スピーディーなPDCAによって課題や改善点を発見できるため、集客などの効果測定に対して早く改善案を施行することができます。最終的に集客を最大化することが実現できマーケティングキャンペーンを成功に近づけます。

まとめ

Notionの新機能「スプリント」は、プロダクト開発やエンジニアリングのプロジェクト管理に特化した便利な機能です。


タスクや担当者の把握、メンバーとのシームレスなコミュニケーション、効率的なプロジェクト管理が容易に行えます。アジャイル開発以外のプロジェクトでも効果的に活用できます。ぜひお試しください。

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