「Notion AI コネクター」と「Q&A機能」の充実化
Notion AIの新機能登場でより便利で使いやすく!
2024年8月27日
タスク管理やToDoリスト、ブックマークなどさまざまな機能を備え、一元的に管理できるクラウド型アプリNotion。そして、Notion上で利用できる人工知能アシスタントNotion AIは、文章作成や校正、スケジュール管理などに活用でき、時間のかかる作業を大幅に効率化してくれます。今回、そのNotion AIに注目の新機能が登場しました。新機能の特徴やメリットとともに、Notion AIの上手な使い方を徹底解説していきます。
Notion AIの基本機能と導入メリット
Notion AIは、Notionのワークスペース上で利用できる人工知能アシスタントです。主にビジネスシーンで活用できるツールとして注目を集めており、機能も多岐にわたります。Notion AIによって、文章作成から文章校正、リライト、議事録の作成・要約、スケジュール管理まで、マルチに活用できてビジネスにおける作業負担の大幅な軽減に役立ちます。具体的にNotion AIでできることは、以下の5つになります。
既存コンテンツの要約 すでに書かれた文書の要約を生成します。リサーチの提案やプロダクト仕様、議事録など、既存の文書が長文で読む時間がない、あるいは文書を簡潔にしていち早く理解したいといった場合に、素早く効率的に要約するのに便利です。
アイデアのブレインストーミング 企画アイデアがひらめかず、なかなかまとまらない場合に、テーマに沿ったアイデア出しをアシストします。テーマはプロジェクトの名称やクライアントとの食事会で着る服など、あらゆることに回答してくれます。アイデア案をリストアップするように頼んでみるとよいでしょう。
ドラフトの作成 ビジネスメールやSNS投稿をはじめ、ブログ記事の作成など、数百万もの文例を参考に出発点となる文書の下書きを作ることができます。下書きをベースに自分で編集や加筆を行い推敲しながら、質の高いオリジナルの最終版に仕上げることが可能です。
スペルと文法の修正 文書のスペルチェックや文法修正を行うことができます。誤字脱字や綴りのミスは見落としがちです。Notion AIを利用すれば、時間をかけずに文書の誤字脱字や句読点のチェックを行うことができます。
コンテンツの翻訳 文書を簡単に別の言語に変換することができます。Notion AIの翻訳機能は、英語や日本語を含む14言語に対応しており、翻訳自体も時間をとらないため、ビジネスにおいて、効率的に文書を扱えるようになります。
こうしたNotion AIの優れた機能により、文章作成やアイデア出しなど、創造性が求められ時間のかかる作業も大幅に効率化することができます。Notion AIは、ユーザーの思考を補足・拡張し、時間を節約して有意義に使えるようアシストします。
さらなる作業効率向上へ! Notion AIの新機能機能とは?
また、Notion AIはNotion上で動作するため、Notionで作成したメモから必要な情報を抽出したり、AIがアウトプットした文章を直接編集したりすることができます。NotionのカレンダーやToDoリストなどの機能をNotion AIと組み合わせて使うことで、使いたい時にすぐに使える利便性と、作業効率を大幅に向上させることができます。そして、Notion AI自体も絶えず進化を続けており、2024年には新たに2つの機能が拡充されています。
他の業務アプリと連携できる「Notion AI コネクター」
Notion AIは、2024年6月に新機能として他の業務アプリと連携し情報を検索できる機能「Notion AI コネクター」の提供開始を発表しました。Notion AI コネクターの登場により、質問を投げかけると、Notion AIは事前に接続されたアプリから関連する情報を見つけ出し、参照した特定のソースを引用できるようになりました。現在では、Slackを統合しており、今後、Googleドライブやその他のアプリも統合を予定しています。
現在Slackとの連携に対応しているNotion AI コネクターは、質問を入力するだけで、あらかじめNotionと連携されているSlackから関連情報を瞬時に得ることができます。スレッドや過去のメッセージの履歴などにアクセスできるため、情報検索の時間を削減し、意思決定の効率をさらに向上させることができます。複数の業務アプリやAIチャットアプリの切り替えも不要となるので、利便性が高いものとなっています。
また、Notion AIとSlackを接続するには、NotionでNotion AIを開き、「•••」をクリックして「Slackに接続」→「公開されている会話」をクリックします。Slackワークスペースの管理者となっている場合は、接続するSlackワークスペースとチャンネルを選択できます。一方、Slackワークスペースの管理者でない場合は、管理者に統合をリクエストできます。統合が完了すると、その時点から過去1年分のメッセージを検索・引用できるようになります。
Notion AIがSlackのチャンネルに参加すると、そのチャンネルに対し、Notion AIが参加したこと、今後すべてのチャンネルにも参加することを通知するメッセージが送信されます。このメッセージは外部ユーザーがいるSlackチャンネルには表示されません。
ワークスペース外の情報も得られるようになった「Q&A機能」
Notion AIは、Notion AI コネクターの提供開始とあわせて、Q&Aの機能強化(ベータ版)を発表しています。従来、Notionはワークスペース内にある情報を検索して回答として返していました。今回、業務アプリからの情報とOpenAIの大規模言語モデル(LLM)「GPT-4」をNotion AIに統合することで、ワークスペース外の情報からも回答を得ることができるようになりました。
また、特定のページやデータベース、チームスペースに検索範囲を絞って質問ができるほか、人や日付、ページにメンションをつけることもできるようになりました。情報ソースとしてページ内のブロックまで示すことも可能になり、より正確な回答と情報源に基づいて情報を提供できるようになっています。ワークスペース外の一般情報についてもNotion AIがOpenAIの「GPT-4」の情報をもとに回答します。 Q&A をスタートするには、Notionの画面右下の「✨」(スパークルアイコン)をクリックして質問を入力し送信ボタンをクリックします。チャット形式で回答を得ながら、必要な情報が得られるまで何度でも質問を繰り返すことができます。同僚と会話しているような感覚に近い、自然な言葉でのやりとりが可能です。また、Notionの画面右下のスパークルアイコンは、クリックすると質問ができるほか、AIに関するメニューリストも表示され、ここからアクションを選択することもできるなど、大きく利便性も向上しています。
効果的なプロンプトの書き方とは? Notion AIで文章作成を行うコツ
仕事の効率を高め、思考により多くの時間をかけるためのサポートをしてくれるNotion AI。上手に使うためには、より効果的なプロンプト(AIへの指示)を書く必要があります。そこで、文章作成を例に効果的なプロンプトの書き方やコツを解説します。
まず、空白のページを開いて「✨ AIを使用して文章を作成…」をクリックします。そして、コンテンツの種類を指定します。ドロップダウンから「ブログ投稿」「SNSの投稿」「プレスリリース」などを選択できるほか、「プロジェクト計画」など自分で入力して指定することができます。
次に、何について文章を作成したいのかをできるだけ詳細を伝えます。そして、平文や箇条書き、表、チェックボックスなど、どのような形式で作成するのか指定します。文字数や例の数など、文章のボリュームも伝えましょう。
文章作成に限らずプロンプトを作成する際は、強めの言葉で命令するとよいでしょう。特に守って欲しいルールは、「必ず」や「〇〇は禁止行為です」など強い言葉を加えると望んだ回答により近づきます。また、「議事録の中からToDoリストを作成してください」など、前提条件を記載することも重要です。
そして、必要なプロンプトやよく使うプロンプトは、お気に入りとして登録しておくことができます。ページ内でNotion AIを呼び出して、AI処理完了後に表示されるダイアログで「お気に入り追加」を選択し、「変更を保存」をクリックすることでお気に入りに追加できます。コツを踏まえたプロンプトのフォーマットを用意しておくことで、どんな指示でも漏れなく適切なアウトプットを期待することができます。
<参考URL>
【Notion AI徹底解説】業務の生産性を上げる? 企業のユースケースや活用方法を10個ご紹介!
https://biz-notion.northsand.co.jp/blog-11?SQF_UTM_SOURCE=google
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