2-2. 情報のオーバービュー
まずツールを利用する前に、管理、共有、整理したい情報の特性を見極めましょう。
Notionはストック型向き。
同時編集の機能によりフロー型も扱える!
この手の情報管理ツールの話をするときによく出てくるのが、フロー型とストック型です。
リアルタイム性が求められ、情報の鮮度が重要かつ、情報が溜まりずらいのがフロー型の情報。 わかりやすさが求められ、他人への理解を深め、情報を貯めていく特性をストック型の情報。
このようにそれぞれ区別します。
これを現代的なツールに置き換えると、フロー型は Slack 、ストック型は Notion 、の様に表現が可能です。
もちろん代替のツールでも可能ですが、Notionには同時編集によるリアルタイム性や、柔軟な構造管理によって、ある程度のフロー情報も扱う事が可能です。
よくある情報特性
- プライベート利用、チーム利用
- コンテンツ量が多い、少ない
- 仕事利用、個人利用
- 他社との共有(コラボレーション)の有り、無し
- 外部公開の有り、無し
- ファイル共有の有り、無し
- Officeベースでの既存資料の有り、無し
情報の特性によってはNotionの利用形態が変わり、Notionの使い方を定める必要があります。
どのパターンに置いても基本的にはNotionは柔軟な対応は可能ですが、筆者はやはりコラボレーションが最大の強みだと考えています。
Notionは構造化という整理手法をベースに構築されているため、フラットに管理したい場合などは向いていません。 コンテンツの量がある程度見えていて、膨大すぎないコンテンツ量であれば、フラットに管理してタグで種類分けなどでも有用な管理手法だと思います。
Notion活用のポイントはページのUX設計
また、Notionには、タイムラインのような更新されるトップページはありません。構造化されたページを追う必要があるため、原則的には一度作成すると、不変的なトップページです。 そのため、Notionを眺めていると情報が降ってくる。という状況は少し生みづらいです。
Notionのキーポイントは構造化とページ遷移、そしてUI設計に尽きます。 言うなれば、情報にたどりつくための "UX設計" です。
この設計が完璧に機能したとき、完璧な生産性を提供してくれます。
筆者では今まで保存やブックマークして満足していた情報が、日々のNotion上のワークスペースで過去の情報を取り出すことが可能になりました。言うなれば未来の自分(または誰か)へのプレゼントです。
そんな構造体を自身で提供できています。
そんな情報管理術、生活のリズムを変えるほどのインパクトをNotionは秘めています。 そんなルーティーンの形を身につけてもらえるような整理術をご紹介していきたいと思います。