6-7. リンクさせる
人の思考は、Wikiの様な構想階層にしきれないときも往々にしてあります。
情報と情報の結びつきが複雑に構成されている N : Nの関係で情報を整理する方が向いている時があります。
ツリー上に配置していくと、どこに配置するか迷うため、そんな時はLink To Page機能を用いて、ページへのリンクを作成しましょう。
未来の自分のために、リンクさせておくと関連するページに検索せずとも飛べるためとても便利です。
これは情報を貯めるときではなく、探すときに恩恵を得られます。積極的に活用していきましょう。
ページのリンクの利用方法は大きく 3つの方法があります。
Link to Page
スラッシュコマンドから実行
スラッシュコマンド > Link To Page > 対象ページを一部入力 > サジェストから選択
上記の流れで実行可能です。
Link To Pageを実行した際に表示される、サジェストに対象のページが出てこない場合でも、そのまま入力することでページの絞りが実行されるのでご安心ください。
なお、このとき対象のページ名がわからないとリンクを実行するのは難儀です。
事前に対象のページを把握しておきましょう。
URLを貼り付けてページ化
先にリンク先のページへ遷移し、 ctrl/cmd + l(エル)で対象のURLをコピーします。
貼り付けたい対象のページへ遷移し、ctrl/cmd + vを実行して貼り付けを実行します。
その際に表示される Link To Pageを実行し、変換を実行します。
リンクを利用することで N:Nの構造体が表現することができますので、積極的に利用していきましょう。
迷ったらリンクしておく程度で、どんどんリンクすることで後の管理面でとても役に立ちます。
Link to Page でのリンク生成は、同一ページ内での同一リンク先を複数作ることは出来ません。
よって、QAページなどを作ろうとしたとき、ページ遷移先が同じパターンが発生することがあると思いますが、これが実現できません。
後述のインラインページリンクを利用するか、ブロックを横に分割して配置する必要があります。
Link to Page で生成されたブロックはコピー&ペーストを実施すると、ページが複製され、別のページが生成されることになります。
そのため、同一ページが複数生成されるような事になり得ます。この点に注意が必要です。
インラインページリンク
メンション呼び出しリンク
Link to page はブロックを占有してしまうのでブロックにインラインに配置する場合には、 @を入力後にページ名をいれて確定させるリンク方法もあります。
こちらの方が自由度が高いです。この場合だとGIFやSVGは描画されないので注意が必要です。
ハイパーリンク
他にも、ハイパーリンクとして、文中にリンクさせる方法があります。
こちらは表示名を意図的に変えることができるので、有用でしょう。
利用方法は リンクさせたいテキストを選択して、 ctrl/cmd + v を実行することで利用可能です。
ショートカットでなくても表示されたメニューを利用して適用が可能です。
この方式で特に便利だと感じるのが文中へのリンクです。
NotionはすべてのブロックにURLを保持しているため、直接ページ内の特定の段落にリンクさせることができます。
この機能を利用することで、例えば課題対応などによって、設計方針が変わったときの設計書をドキュメント更新するときに相互に文中にリンクさせることなど、様々な方法で利用が可能です。
読み手の事を考慮して一工夫と手間が必要な処理ですが、こういった配慮によって読み手にとって格段に読みやすいドキュメントを書き上げることができます。
こういった機能を備えているのはNotion独自の強みです。
リンクドブロック
一つのブロックを複数ブロックで同期的に動作させる機能です。
これは正式に提供されている機能ではないですが将来的に対応される機能とのことです。バグではありません。
これによって、複数ページにまたがる共通のヘッダーやフッターなどの編集がとても容易になります。
同期元となるブロックを生成。
通常のテキスト入力で問題ありません。ブロックを選択し、URLを取得
3. URLのページ名と# を削除
4. 作成したURLを同期させたいページに貼り付けて Link to Page を実行