#023 Notionの「数式と計算」
前回は、RelationとRollupを使って、データベース同士の情報をつなぐ方法を見ましたね。
今回は、データベースに入れた数字を計算する方法を確認します。
「数式が出てくると難しそう」と感じるかもしれません。大丈夫です!
今日は買い物リストを使って、次の2つだけ試します。
数式で、商品ごとの小計を出す
計算で、すべての小計を合計する
関数の名前をたくさん覚える必要はありません。順番にいきましょう。
まずは、2つの違いを知ろう
数式と計算は、どちらも数字を扱う機能です。
違いは、どの方向の数字をまとめるかにあります。
| やりたいこと | 使う機能 | 見る方向 |
|---|---|---|
| 1件ずつ、小計を出したい | 数式(Formula) | 横 |
| 小計をすべて足したい | 計算(Calculate) | 縦 |
「数式は横、計算は縦」と覚えればOKです。
1. 練習用の買い物リストを用意する
ここでやること:計算に使う数字を、データベースへ入力します。
次の3つのプロパティ(データベースの列のこと)を用意します。
商品:タイトル
単価:数値
個数:数値
続けて、次の内容を入力します。
すでに練習用のデータベースがある場合は、それを使っても大丈夫です。
列の名前や商品は、分かりやすいものへ変えてもOKです。
「単価」と「個数」は、プロパティの種類を数値にします。文字のままだと、掛け算ができない場合があります。
2. 数式で、商品ごとの小計を出す
ここでやること:「単価 × 個数」を、行ごとに自動計算します。
データベースの列の右端にある 「+」 をクリックします
プロパティの種類から 「数式」 を選びます
新しいプロパティの名前を 「小計」 にします
数式の編集画面で、プロパティの一覧から 「単価」 を選びます
半角の * を入力します
続けて、プロパティの一覧から 「個数」 を選びます
「完了」 をクリックします
数式が 単価 * 個数 の形になっていればOKです。
「小計」には、次の結果が表示されます。
数式は、データベースの各行へ自動で反映されます。
あとから単価や個数を変えると、小計も自動で変わります。
足し算は +、引き算は -、掛け算は *、割り算は / を使います。
今回は、掛け算の * だけ使えれば十分です。
3. 計算で、小計をすべて足す
ここでやること:「小計」列の数字を縦に足して、合計金額を出します。
「小計」 の列名をクリックします
メニューから 「計算」 から**「その他のオプション」**を選びます
計算方法から 「合計」 を選びます
「小計」列の下に表示された数字を確認します
今回の例では、合計が 640 になればOKです。
計算には、合計のほかに次のような種類もあります。
平均:数字の平均を出す
最小:いちばん小さい数字を出す
最大:いちばん大きい数字を出す
値の数:入力されている項目を数える
最初から全部使う必要はありません。まずは 「合計」だけ試してみましょう。
どちらを使うか迷ったら
知りたいことを、短い質問にしてみると選びやすくなります。
「この商品の小計はいくら?」 → 数式
「買い物全体でいくら?」 → 計算
数式は、行ごとに答えを表示するための新しいプロパティです。
計算は、1つの列をまとめた結果を表示する機能です。新しいプロパティは増えません。
この違いが分かれば、まずは十分です。
つまずきポイント
掛け算を入力しても計算されない
→ × ではなく、半角の * を入力してみてください。
「単価」や「個数」を選べない
→ 先に、その名前のプロパティを作っているか確認します。
小計にエラーが表示される
→ 「単価」と「個数」の種類が、どちらも「数値」になっているか確認します。
合計を選べない
→ 数字が表示される「小計」列で、もう一度「計算」を開いてみてください。
説明と画面が少し違う
→ Notionの更新や利用環境によって、表示が異なる場合があります。「数式」「計算」「合計」という名前を目印にしてください。
まとめ
今回は、数式と計算を使って、買い物の金額を求めました。
困ったら、次の3つだけ覚えておけば大丈夫です。
数式は横:同じ行の「単価 × 個数」で小計を出す
計算は縦:「小計」列の数字をまとめて合計する
まずは掛け算と合計だけ:ほかの機能は、必要になったときでOK
ここまでできたら、Notionで数字をまとめる最初の一歩はばっちりです。
次回は、必要な情報だけを表示する絞り込みと、順番を整える並べ替えを見ていきます。