#008 用語をマスターしよう
ここまで既に複数記事掲載してきましたが、そんな中でも今回は特にNotionで頻出する特有の単語や、分かるようで分からないようなふわふわ単語たちを、やわから解説したいと思います。
ワークスペース
「ワークスペース」は、本棚に例えるとわかりやすいかもしれません。ワークスペース内の「ページ」は1冊の自由帳、と捉えるとイメージが付きやすいでしょうか。
Notionの個人ユーザは、本棚(=ワークスペース)をひとつ持っています。その本棚には、日記帳やレシピ集、好きな映画の記録や読書感想ログなど、様々な自由帳(=ページ)が格納できます。
友達が持っているワークスペースは、友達の家にある本棚です。その中身は、あなたからは見えません。友達がいいと言えば、レシピ集だけ見せてくれるかもしれませんね。(いわゆるシェア=共有)
ある会社は、部署別に5つ、全社共通で1つ、計6つも本棚(=ワークスペース)を持っているかもしれません。
そんな感じで、Notion界の情報の入れ物としての一番でっかい単位が、「ワークスペース」です。
ちなみにNotionの料金プランは、1つのワークスペースに対して1プラン適用されます。なので、Personal Proプランで1人、Teamプランで5人がそれぞれワークスペースを使う場合、こんな計算になります。使っているユーザが重複していても、ワークスペースごとに課金されるすんぽーです。
・ワークスペース①Personal Pro:$4/月 x1名 = $4/月 …Aさんが使用
・ワークスペース②Team:$8/月 x5名 = $40/月 …Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさんが使用 ※Aさんも課金対象
この例だと、Aさん1人で月々$12かかっているすんぽーです。
ブロック(またはコンテンツブロック)
ワークスペースが本棚だとすれば、ページは本棚に格納されている自由帳、その自由帳の中身が「ブロック」です。 文章もあれば、写真もあります。データベースや埋め込み動画も、ひとつの「ブロック」です。
ブロックの見分け方は簡単。ポインタを乗っけたときに、左端に「⋮⋮」のマークが浮かび上がるものはすべて、ブロックです。
身近な例をひとつ紹介すると、平文を改行する方法によってブロックの使用数が変わります。
文を入力している途中で単にEnterキーを押すと、新しい空ブロックにカーソルが移ります。対してShift + Enterでは、単一のブロック内で改行されます。 実演するとこんな感じです。ブロック内の改行のほうが少し行間が狭くなります。
最後に行選択しているところでも分かりますが、上の段落は1つのかたまり=ブロックとなっていることが分かりますね。
ついでにややこしい例を紹介すると、データベースの場合は
・データベース本体と
・その中の情報ひとつひとつ
それぞれが独立したブロックとなっています。ということは、ブロックの中にブロックを配置することができるんですね。ごいすー。もうなんのこっちゃですね。
というかんじで、ブロックはNotion内の情報の最小単位だと思ってください。「つぶつぶ ⋮⋮ のついたやつ、ぜんぶ」です。
シェア
こちらは昨今のデジタルネイティブさんであればなんのこっちゃないと思いますが、はい、「共有」の英語訳ですね(どーん
Notionのシェア方法はいろいろありますが、基本的には①相手と②アクセス権を指定して共有する、それだけのことです。
やり方は簡単。シェアしたいページの右上の「Share」ボタンから何かをするだけです。何をするのかは、また今度ね。
ただし「Share to the web」だけはご注意を。全世界に大公開されちゃいます。
メンバーとゲスト
複数人でNotionを使う場合に出てくる概念が「Member」(メンバー)。メンバーとは、Notionのワークスペースを課金して使っているユーザのことを言います。
対して課金対象とならないのが「Guest」(ゲスト)。無料のPersonalプランでは5名まで、課金プランでは無限にゲストを招待できます。なんて太っ腹なんでしょうかNotion社。
ただしGuestはだいたい組織・チーム外の人ですから、セキュリティ上問題のあるシェアをしないように気を付けましょうね。情報持ち逃げされますよ。
スラッシュコマンド
よく聞きますよねー。スラッシュはさておき、コマンドて。ITか。
字面はむずいのですが、やり方は簡単です。スラッシュを打つだけです。打てばぼびっっとメニューが出てきます。かーんたーん。
メニューから選ぶ方法のほか、スラッシュ+文字でメニューを指定する方法も「スラッシュコマンド」です。
例えば引用句を書きたいときは「/quote」と入力します。というか、入力途中でNotionさんが「これですか?」してくれます。そしたら入力途中でもEnterすればOKです。Notion、かしこい子ですねー。
スラッシュから始まるエトセトラ、これが「スラッシュコマンド」です。
ショートカット
この単語はおそらく、パソコンを使い慣れている方なら誰でも馴染みがあるかと思います。Notionの世界でも意味は同様で、何らかの操作を行う再にいちいちマウスでメニューをぽちぽちしなくても、キーボードだけでぼびっっと操作できちゃうあれのことです。
たとえば Ctrl/Cmd+C でコピー、+Vで貼り付けといった一般的に使われているショートカットはもちろん、 Ctrl/Cmd+PでQuick Findを開く、といったNotion特有のショートカットもあります。いつかまとめて紹介しますね。
マークダウン
はい、わけわかめ来ました。ウィキってみましょう。
Markdown(マークダウン)は、文書を記述するための軽量マークアップ言語のひとつである。本来はプレーンテキスト形式で手軽に書いた文書からHTMLを生成するために開発されたものである。しかし、現在ではHTMLのほかパワーポイント形式やLATEX形式のファイルへ変換するソフトウェア(コンバータ)も開発されている。各コンバータの開発者によって多様な拡張が施されるため、各種の方言が存在する。
はい、わけわかめですね。
簡単にいうと、「文字しか書けない開発画面で、出来上がり画面での書式を指定する方法」みたいな話なんです。
開発画面って、こういう、なんか黒背景に奇抜な色の画面のイメージですよね。
これってば見たまんまで、ほんとにただの文字しか入力できないんですよ。
なので、「出来上がり画面では太字にしたい!」みたいな指定をするんですね。そのひとつの手法が「マークダウン」って呼ばれるものです。(たぶん
NotionはIT強者の聖地 San Franciscoで生まれただけあって、IT強者が使いやすい感じにできてたりします。その一部がマークダウンって具合です。
非IT強者からしたらマークダウンの何がええねんって話だと思いますが、例えば画面中に横線入れたいときに、スラッシュコマンドの「/div」の代わりに「---」ハイフン3つ打つだけで良かったりします。なので、IT強者以外にも恩恵はあるのです。あるのですよ。
他にも使えるマークダウン記法がいっぱいあるので、いつか紹介しますね。
ドラッグアンドドロップ
これはさすがに言わずもがなかと思いますが、いちおう。
Notionの世界では、ブロックを自由にドラッグアンドドロップ(「D&D」と略すこともあります)で移動させることができます。 D&Dしたい時は、ブロックの左側に出る「⋮⋮」のマークをクリックしてつかみ、そのまま目的地までぐいーーーと移動し、放します。
青い線が出る部分が、ドロップしていい場所です。上下だけでなく、左右にも移動できます。
ぐっ → ぐいーーーーー → ぱっ。以上です。
おわりに
Notion用語、いかがでしたか?そんなにムツカシイ話はないかな?ないない。いけるいける。
次回は、Notionのページの作り方あれこれについて、ゆるっとふわっと解説をしたいと思います!
ではまた。