#007 画面構成を理解しよう④ページ本体
画面構成シリーズ、やっと最終回です!
今回は、以下の3つのセクションのうち「3.ページ本体」について、新しいページを作成した際に表示される各項目を解説したいと思います。
新しいページには何がある?
Notionには、まったく何も書かれていない、本当~に真っ白なページというものは存在しません。
例えばサイドバーの「+ Add a page」ボタンをクリックして新しいページを作成したとしましょう。そうすると、薄グレーの何かが書かれていることが見て取れるかと思います。
この薄グレーの文字は、新しいページを作成すると必ず表示されます。今回は、これらの薄グレーのやつらが何なのか、ぽちると何が起きるのかを、やわらか~くご紹介したいと思います。
Untitled
ページの上部にやや大きめの文字で書かれているやつでございます。いわゆるタイトルです。
ここをクリックしてお好きなページタイトルを入力すれば、サイドバー内で探しやすくなります。画面上部のBreadcrumb(パンくずリスト)のところにも表示されるので便利です。
Empty with icon
これをクリックすると、ランダムにNotionさんが選んでくれるアイコンが付いた空のページができ、薄グレーで表示されていた他のメニューは消えます。このとき代わりに新しく表示される「Type '/' for commands」は、スラッシュコマンドといって「/」を入力すると色々メニューが出るよ、という意味合いです。スラッシュコマンドじゃなくても普通に文字を入力し始めても全然OK。
Notionさんがランダム選定してくれたアイコンは得てしてセンスなi…ランダムすぎるアイコンですが、アイコン本体をクリックすればご自身の好みに合わせて設定しなおすことができますのでご安心ください。
Empty
おそらくこれが、Notionを使う上で一番空っぽのページでしょう。薄グレーのメニューから「Empty」をクリックすると、こうなります。
ちなみに薄グレーのメニューに交じって書かれている英文は「Enter押せばEmptyで開くよ」って趣旨で、なので新しいページを作ってすぐEnterキーを押すと、Emptyのメニューをクリックしたのと同じページになります。慣れてきたらEnterのほうが圧倒的に使いやすいかな(筆者的に
Templates
はい、読んで字のごとく、テンプレートを呼び出すメニューです。
こんなかんじで、Notion謹製テンプレートを選べる画面がポップアップします。
サイドバーにあるTemplatesボタンと何が違うの?というと、こんな具合です。好みで使い分けましょう。
サイドバー:
テンプレートを選んでトップレベルページ(サイドバーに常に表示されるやつ)を作成する
ページ内のグレーのメニュー:
そのページにテンプレートを適用できる(トップレベルページでなくとも可)
Import
こちらも読んで字のごとく、外部アプリ等からデータをインポートできるボタンです。
こんなかんじで、どこからインポートするかを選べる画面がポップアップします。
サイドバーにあるImportボタンと何が違うの?というと、だいたいTemplatesボタンと同じ話です。好みで使い分けましょう。
サイドバー:
データをインポートしたページがトップレベルページ(サイドバーに常に表示されるやつ)として作成される
ページ内のグレーのメニュー:
そのページにデータをインポートできる(トップレベルページでなくとも可)
はい、ここから下はすべて「データベース」形式のページを作るためのメニューです。
データベースについては別記事でしっかり解説予定ですので、とりあえず今回は薄グレーのメニューをクリックすると起きることにフォーカスした記載としたいと思います。
Database: Table
まずはTable(テーブル)。いわゆる表形式のやつですね。薄グレーのメニューをクリックすると、縦3行、横3列の表がぼびっっと作成されます。
Name / Tags / Files と3つの列がありますが、これは後から自由に変更・追加・削除できます。
ただし、Notionの世界のデータベースには必ず「Title」という種類の項目をひとつ設ける必要があります。Table以外の形式のデータベースでも同様です。他の項目であれば情報のタイプ(数字や選択肢など)を自由に変更できますが、Titleは平文字のみです。
ちなみに、Tableもその他のデータベース形式も共通ですが、データベース内の各行をひとつひとつページとして開くことができます。
Excelでいうと想像がつかないですが、例えば「257行目を開く」みたいなことができるんですね。開いて何するかっていうと、表に入れる情報以外にも更に情報を追加できるのです(どーん
対象の行にポインタを乗せると、Title列のセルに「OPEN」というボタンが浮上します。こいつをクリックすると、行が開くのです。
こんなかんじで、「Add a comment...」の上がTable本体が持っているデータ、下が行の中に持たせるデータです。文字で書くと全くわけわからんですね(どぅーん
Table形式だとExcelの概念が邪魔して余計にイメージ付きにくいので、他のタイプも見ていきましょう。
Database: Board
Board(ボード)は、いわゆるKanban形式のデータベースです。Trelloなどを使ったことのある方ならピンとくるかと思いますが、いわゆる物事のステータス等で情報のつぶつぶを列に分けて管理する代物です。
薄グレーのメニューから「Board」をクリックすると、以下のような表示となります。先ほどのTableでいう1行1行が、Boardでは「Card(カード)」という単位で表示されています。Cardはドラッグアンドドロップで簡単に移動させることができます。
Not started / In progress / Completed は、デフォルトでNotionが入力してくれているテンプレートとのようなものと思ってください。タスクの進捗ステータスのようなものですね。これらは後から変更可能です。
試しにひとつカードをクリックしてみましょう。「Card 1」というのがTableでいうところのTitleにあたります。
その下にはデフォルトでAssign / Status という2つの項目が表示されています。
ここでも、Comment欄の上がデータベースの持っているデータ、それより下がCardに持たせているデータです。たとえば、Cardのタイトルにタスク名、データベースの情報としてAssign(担当者)とStatus(進捗状況)を持たせておいたとして、Card本体内に別途、タスクの詳細情報を持たせることができます。Tableよりは少しイメージ沸きやすいでしょうか?
Database: List
こいつは何かっていいますと、はい、リストです(ばーん
え、箇条書きでええやんて?まーそうですね(ばばーん
ではなく、これはこれで便利なんです。なぜならばデータベースだからです。並べ替えとか、絞り込みとか、箇条書きじゃできないじゃないですか。この子なら、できます。
デフォルトで用意されている3項目は、今度は「Page」と書かれており、クリックするとこれまた開くのです。
開くとこんな感じ。ここでもコメント欄の上がデータベースの情報、下がデータベース項目に持たせられる情報です。
Created / Tags はデフォルトで用意されている枠です。
Database: Calendar
お次はカレンダー形式のデータベースです。
例えばタスク名と締め切りの2つの情報を持つデータベースを、一覧表ではなくて、日付にタスクをマッピングしたカレンダーのように表示させることができるやつです。
ここまでで解説したデータベースの形式とは違って、デフォルトではデータベース項目はひとつも入っていません。
じゃあデータ入れたいときはどうするかというと、対象の日付の上にポインタを持っていくと「+」のマークが出るので、そいつをぽちるのです。
ぽちるとポップアップ画面が出て、中身を入れられます。 Dateは入れたい日付の性質(期限、開始日、等)に合わせて名前を変えて使いましょう。Tagsはデフォルトで入っている項目ですが、不要なら削除もできます。
Database: Gallery
これは何かっていいますと、画像を表示させることに特化したデータベースです。
デフォルトでは「Page 1」などというTitleのついたCardが3枚用意されています。
NotionがサンプルでPage1に入力してくれているのがTo Doってのが全くセンスないんですが、ギャラリー表示時にカード上に表示されていたチェックボックスの部分が、そのCardを開いてみるとページコンテンツの最上部に位置する情報だと分かりますね。
つまり、他のデータベース形式とは違って、各項目をページとして開いた中見の部分を、データベース表示の際にチラ見できるのがGallery(ギャラリー)です。
とはいえ、Galleryは文字より写真を入れたほうが生きるデータベースです。
レシピ画像+中身にレシピ詳細、とかが分かりやすいでしょうかね。思い出写真なんかを旅行別にデータベースにしても面白いと思います。
おわりに
ページ本体の作り方、なんとなーく伝わりましたでしょうか?
9個しかボタンがないとは考えられない奥深さ、バシバシ伝わったとしたら筆者感動。なぜならばこれは奥深さの、ほんのさわりの1mmくらいだから。
データベースの妙技は別回に譲るとして、次回はNotionを使う上で避けては通れない「用語」について、細かすぎる解説をしたいと思います!
ではまた。