#026 リンクドデータベースって何?
ついにデータベース編も最後となりました!
そして、大物「Linked Database(リンクドデータベース)」の登場です。
(何が大物なのか、、、データベース編も最後なので、ラスボス感を出したかっただけです。すみません。)
そのまま読むと、リンクドデータベース。
果たして、どんな機能なのか。
前回のビューと何が違うのか、そもそもどんな場合に利用するのか、
などなど今回も丁寧にやわらかしていきたいと思います。
リンクドデータベースってなんぞや
直訳するとリンクしたデータベースですね。
なんとなーく、イメージつく方は読みとばしてOKです。
やわらか派の方は、ゆっくり行きましょう。
何事も、まずはやってみようということで、リンクドデータベースを作ってみたいと思います。
/Linkで出てきますね。
ポチっと
どどん!
薄っすら、データベースを探す、
その下に、データベースを選択すると出ていますね。。。
ここで気づかれた方もいるかと思いますが、
リンクしたいデータベースを指定する必要があります。
というわけなので、今回は下記のようなデータベースを用意して、
これにリンクするリンクドデータベースを作成したいと思います。
先ほどのデータベースを探すが表示されたところで、「たべものたち」データベースを指定します。
データベースの名前を入力すると、候補が限定されます。
Notion先生は、完全一致でなくても候補を検索してくれるので、やさしいです。
ただし、似たような名前のデータベースが多くある場合には、判別できないため、
固有の名前にするか
データベースにアイコンや絵文字を設定して判別しやすくする
ことをお勧めします。
試しに先ほどの「たべものたち」データベースをアイコンや絵文字で装飾した上で、リンクドデータベースの作成で探してみると、、、
わかりやすいこと、神の如しですね。
ただし、似たような名前のデータベースが多くある場合には、判別できないため、固有の名前にするか、データベースにアイコンや絵文字を設定して判別しやすくすることをお勧めします。試しに先ほどの「たべものたち」データベースをアイコンや絵文字で装飾した上で、Linked Databaseの作成で探してみると、、、
わかりやすいこと、神の如しですね。
これで、Linked Databaseの完成です。
ん?何が違う?
1か所だけ違うところがデータベース名の左に斜め矢印が表示されています。
このマークがあるとリンクドデータベース、ないと普通のデータベースといった塩梅になります。
ん?前回のビューと何が違うの?
作成してみるとわかりますが、ビューはデータベースそのものに設定するものですが、
リンクドデータベースはデータベースのコピーです。
で、何かできるの?となると思うんですが、これもいろいろ試してみましょう。
データベースにデータ追加してみたり。。。
リンクドデータベースから値を変更してみたり。。。
お気づきでしょうか。
データベースとリンクドデータベースで完全に同期がとられた状態となっています。
動的にデータを反映できるデータベースのコピーです。
この機能のすごいところは、元のデータベースからでも、
リンクドデータベースからでもデータの更新ができることです。
例えば、これと同じことをExcelで表現しようとすると、数式でセルを参照するような表がイメージされるかと思います。
この場合だと、大元のデータ更新は、反映できますが、数式で参照しているコピー側からデータ更新することはできません。
なんだか、Linked Databaseがすごそうじゃないですか…?
リンクドデータベースのメリット
なんだかすごそう、リンクドデータベース。。。がわかったところで、
なにがそんなにいいの?リンクドデータベース。。。
前章から想像できてしまった方は、さすがです。
いやいや、わからんという方、筆者もこちら側なので、ご安心を。
(この章を執筆するにあたり、なかなか思い浮かばず、弊社のNotion大先生に聞いてきました。笑
リンクドデータベースを使うメリットとしては、本当にいろいろあるんですが、大きく3つあるかなと思います。
マスターのデータベースとは別ページでデータベースを見たい
Notionを使いこんでくると、よくあることなんですが、
ページがたくさんできて、よく使うデータベースが迷子になってしまったり。
複数人で利用している場合で気軽にデータベースのあるページを変更することができなかったり。
そんな時に、自分のよく使うページにページリンク集を作ってしまうのもいいのですが、
ページリンクの場合①リンクから該当のページに移動⇒②データベースを編集というふうに2ステップの作業が必要になります。
しかし、自分のよく使うページにリンクドデータベースを作ってしまうと、ページに移動する手間が省けるのです。
更新頻度が高いデータベースの場合だと、そのひと手間が大きなロスになってしまうので、せっかちさんにはおすすめです。
1度にいろいろなビューでデータベースを見たい
例えば、タスク管理のデータベースがあったとして。
期限が近いものも見たいし、種類別にカンバンビューでもみたい、
先々の予定もみたいからカレンダー形式でも表示したい、、、
なんなら、それをいっぺんに見れるようにしたい!
そんな時にも、リンクドデータベースはおすすめです。
データベースにビューを設定した場合だと都度ビューを切り替える必要がありますが、リンクドデータベースを見たいビューの数分用意して、それぞれお好みのビューを設定しておけば、まとめて確認することが可能です。
こちらはよくばりさんにおすすめです。
ビューを新たに作りたい・もともとのビューを増やしたくない
よく使うデータベースは、使いやすいところにあるし、
必要に応じてビューを切り替えるので、わざわざリンクドデータベースを作る必要がないです。
そんな方もいると思います。ただ、どんどんNotionを使いこんでくると、ついついビューが増えてきたり。
データベースのビューは、無限(!?)に作れるので、ビューが多すぎて逆に使いづらくなったり。
複数人の利用で、みんなで使っているマスターのデータベースに新たに個人的なビューを作りたくない。
そんな時にもリンクドデータベースは最適です。
こちらは、きれい好きさんにおすすめです。
リンクドデータベースを使うデメリット
逆にデメリットはないの?と気になる方もいるかもしれないですね。
なかなか思い浮かばないのですが。
あるとすれば、リンクドデータベースを作りすぎて、
マスターのデータベースを見失って、うっかりマスターのデータベースを消してしまう。
とかでしょうか。。。
マスターのデータベースとリンクドデータベース違いは、データベース名の横の斜め矢印の有無なので、
リンクドデータベースを消したつもりが実はマスターのデータベースだったぁぁああああ、しまったぁあああという悲劇を生む可能性もあります。
ただ、相当大量にリンクドデータベースを作って、様々なページに配置しないとなかなか発生しないかなと思います。
そこそこ使いこんでいる(はずの)筆者ですら、まだまだその境地には至れていないです。だから、きっと大丈夫!
リンクドデータベースのパターンあれこれ
リンクドデータベースふむふむとなってきたところで、
実際のリンクドデータベース利用パターンをご紹介したいと思います。
テンプレ使いたい!となった方は、下記のリンクものぞいてみてください。
▼テンプレート紹介
【初心者から上級者へ】すぐ使えるNotionテンプレート11選!
まずは、タスク管理です。
テーブル形式でリンクドデータベースを用意し、条件ごとにそれぞれフィルターを設定しています。
同じくこちらもタスク管理になりますが、曜日ごとはテーブル形式でフィルターを設定し、
カレンダー形式のビューで全体のスケジュールも確認できるようになっています。
就活管理での使い方です。
こちらは、リスト・カレンダー・カンバン形式を駆使しています。
前章でご説明したよくばりさん向けのイメージに近いかなと思います。
ここからは、無料テンプレートではないのですが、
筆者の所属している会社、ノースサンドでのリンクドデータベース活用法をご紹介します。
こちらは、みんなで日報を共有できるページです。
左下がマスターのデータベースになっていて、他が全てリンクドデータベースになっています。
左上:自分が今日投稿した日報(リスト型式でフィルター)
右上:今日みんなが投稿した日報(リスト型式でフィルター)
右下:みんなが投稿した日報(カレンダー形式)
続いて、社内で共有されているよく使うテンプレート集です。
マスターとなるデータベースは別ページに用意し、以下のページでは用途別にフィルターを設定しつつ、ギャラリー型式で表示しています。
最後に、こちらが社内のNotionのトップページです。
イベントやお知らせ、社長の一言などがコンパクトにリスト型式で表示されています。
マスターのデータベースは、別のページにあって、それぞれ膨大なので、直近のものをトップページにまとめてくれています。
おわりに
リンクドデータベースを使いこなせるようになると、Notionでの表現方法が無限に広がります。
データベース編はとてもボリュームが多かったのですが、
これまでを読んでくださった方はもうすっかりNotionデータベースの虜になってくれている。。。はず!
虜までいかなくとも、少しでも便利に効率よくNotionを活用できるようになっていただれば幸いです。
次回は、他ツールからのインポートについて細かすぎる解説をしたいと思います!
ではまた。