開発チームが抱える課題と改善策を解説!成功の鍵は情報管理と共有
プロジェクトを成功させるためには、チームでの情報管理・共有が重要です。
具体的にはこの2つがあげられます。
タスク管理
ナレッジ管理
本記事では、タスク・ナレッジ管理の課題と改善点について解説します。記事の後半では、管理におすすめのツールも紹介。
開発をチームで進めるうえで課題を感じている方の参考になる内容です。ぜひ取り入れてみてくださいね。
開発が抱えやすい課題は「チームでの情報管理・共有」
どんなチームでも「情報管理・共有」に課題を抱える場合が多くありますが、開発チームでは特に顕著といえます。
チーム全体でひとつのシステムの開発を行うための情報管理が欠かせないのです。
たとえば下記のような内容です。
なにを(要件定義などの情報)
だれが(担当者)
いつまでに(期限)
どのように(業務のルールなどの情報)
タスクAの開発が前後した場合、タスクBの開発も同様に変更しなければならないような状況も多く、ひとつの遅れがプロジェクト全体に関わります。
そのため、チーム内での情報管理・共有が適切に行われていなければ、開発作業が停滞したり、不必要な作業が発生したりします。
情報が散らばり、更新が適切に行えないとチーム内の認識のズレが生じ、プロジェクトが予定通りに進まずに最悪、失敗に終わってしまう可能性が高まります。
課題1:チーム内でのタスク管理の課題
タスク管理の課題としてよくあげられるのは下記の3つです。
タスクの担当者と期限管理
優先順位の管理
タスクごとの見積もり
チーム内でのタスク管理は、プロジェクトを効率的に進めるうえで重要です。
だれがなにを担当しているか
いつまでに終わるべきか
こうした基本的な情報が共有されない場合、タスクの進行状況が不明確になってしまいます。そうすると、後に控えているタスクに影響が出たり、そもそものタスクが重複してしまったりして、期限が遅れる原因となります。
また、「優先順位」が曖昧、「見積もり」が甘い、などもタスク管理の課題としてあげられます。
優先順位が曖昧だと、本来進めなければならなかった重要度の高いタスクが後回しになったり、漏れてしまったりとプロジェクトに大きな影響を与えてしまいます。
見積もりが甘い場合は、2週間で終えると考えていた開発が、思った以上に重く、3週間かかってしまい、全体のタスク進行が遅れて後半のスケジュールがタイトになりメンバーへの負荷の高い状況に陥ってしまうことが考えられます。
そうしたことを防ぐために、どのタスクをだれが担当しており、いつまでに終える予定か、進捗状況はどうかなどのコミュニケーションを密にとり、それぞれ明確にしておくことがプロジェクト成功の第一歩です。
課題2:チーム内でのナレッジ管理の課題
ナレッジ管理の課題としてよくあげられるのは下記の2点です。
情報の吸い上げ
情報の適切な更新
ナレッジとは、「知識」のことです。
企業でいうナレッジは、業務上の情報だったり、メンバー個々の知識やノウハウをさします。
参加している開発プロジェクトの情報が散らばっていたり、メンバーの知識やノウハウが共有されていないと、業務スピードに差が出てしまい、業務効率も生産性も上がりません。
そこで必要となるのが「ナレッジ管理」です。
ナレッジ管理とは、チーム内の情報は知識・ノウハウを効率的に「管理、共有、活用」することです。
ただ知識・ノウハウを共有すればいいのではなく、古い情報がないかをチェックし、常に最新で正しい情報が提供されていることが重要です。情報が適切に更新されていない場合、古い情報によってチームの混乱を招く可能性があります。
そうならないように、必要な情報を最新の状態ですぐに見られるようにしておく、それがナレッジ管理です。
ナレッジ管理とは?チームの情報共有に必須!おすすめツールも紹介 - ノースサンド
タスク管理とナレッジ管理の改善策
開発チームの生産性を上げるためには、タスク管理とナレッジ管理の改善が不可欠。どのように改善すればよいのでしょうか?
タスク管理、ナレッジ管理に求められることについて解説します。
タスク管理に求められるものは?
タスク管理においては、下記が求められます。
明確な役割分担
進捗状況の共有
期限設定
優先順位
特にチーム内での認識をそろえるため、タスクの詳細を具体先に記載し、それぞれの進捗状況をこまかく共有することが重要です。
進捗状況を共有していれば、遅れが出始めた時点で調整ができます。タスクや期限の見直しも早い段階で行えば影響は小さく済みます。
さらに重要なことは、誰が見ても分かるように管理することが大切です。
ナレッジ管理に求められるものは?
ナレッジ管理については、下記が求められます。
利用しやすい
アクセスがしやすい
更新しやすい
すべてがそろっていなければ、ナレッジは文化として浸透しづらく、すぐに使われなくなってしまいます。必要なときに必要な情報にすぐアクセスでき、無駄な時間を減らし、作業の効率化ができるような状態を作りましょう。
情報の整理・分類を行い、知識やノウハウの質を高めていくことも重要です。
チームの情報共有ツールでおすすめは「Notion」
チームでの情報共有ツールとして、Notionはおすすめです。Notionは、タスク管理、ナレッジベース、ドキュメント作成など、さまざまな機能を備えたオールインワン型のツールです。
開発チームでのNotionの活用方法としては、以下のようなものが挙げられます。
■タスク管理
タスクの作成、依頼、承認、進捗状況の確認などの機能を活用して、タスク管理を行います。
■ナレッジベース
ドキュメントやコード、画像などの情報を管理し、チーム内で共有します。
■ドキュメント作成
企画書や仕様書、マニュアルなどのドキュメントを作成します。
■プロジェクト管理
プロジェクトの進捗状況や課題などを管理します。
Notionは、さまざまな機能を組み合わせて利用できるため、チームのニーズに合わせてカスタマイズできるのが特徴です。
開発チームでの情報共有の効率化にぴったりのツールです。
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まとめ
本記事では開発チームが抱えている課題について解説しました。
■タスク管理で必要なこと
明確な役割分担
進捗状況の共有
期限設定
優先順位
■ナレッジ管理で必要なこと
利用しやすい
アクセスがしやすい
更新しやすい
これまでまったく行っていなかった場合、文化として浸透するまでは大変ですが、これらは確実にチームの成長、プロジェクトの成功に貢献します。
ぜひ取り入れてみてください。
▼実際に開発チームでのNotion活用事例